たまお
今回は、熱帯魚やエビが死んでしまう原因についてお話しします。
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【はじめに】初心者はどうしても熱帯魚を死なせてしまう
購入してすぐ(3ヶ月以内)熱帯魚が死んでしまったという経験はないですか?
初心者が熱帯魚飼育を始めると、事前準備をしっかりしていても熱帯魚を死なせてしまう可能性は非常に高いです。
事実、熱帯魚ショップで何人ものお客さんを対応してきましたが、初めて熱帯魚を飼育する方は十分に飼育知識を身につけていても、熱帯魚を死なせてしまう人が多かったです。
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しかしながら、熱帯魚が死んでしまう原因を事前に知っておくことで、対策を取ることができ、死んでしまう熱帯魚をグッと減らすことは可能です。
この記事では熱帯魚やエビが死んでしまう6つの原因とその対策について解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
初心者が熱帯魚を死なせてしまう6つの原因
- 水槽へ入れる際の水質・水温の変化
- 水換えの怠りや失敗
- 異物の混入
- エサのあげすぎ
- 購入時の熱帯魚の状態が悪い
- 水槽のいじりすぎ
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水槽へ入れる際の水質・水温の急激な変化
熱帯魚ショップで飼育されている熱帯魚は熱帯魚ショップの水質に慣れています。
※ここでの「水質」とはPH(ペーハー)や硝酸塩・亜硝酸塩・アンモニア・硬度などです。
そのため、熱帯魚ショップで購入した熱帯魚をいきなり家の水槽に入れると、水質の変化に驚いて弱ってしまったり、病気なってしまい死んでしまいます。
また水質だけでなく水温の変化でも同様のことが起こります。
人間でも急に暖かい環境から寒い環境に変化すると風邪をひいてしまいますよね。それと同じです。
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【対策】きちんと水合わせをする
水質・水温の急激な変化への対策は「きちんと水合わせをする」です。
水合わせ方法はこちらの「アクアリウム大学」さんの動画を参考にしてください。
当サイトのこちらの記事でも水合わせの方法について記載してあります。
この記事では上記動画と異なり、家にある道具だけで行える水合わせ方法を紹介しています。(ベタの水合わせ方法ですが、他の熱帯魚にも共通した水合わせ方法です。)
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水換えの怠りや失敗
水換えには水槽内の毒素を取り除く効果やコケの発生を抑制する効果があるため、熱帯魚を健康に飼育していく上で欠かすことができない要素となりますが、初心者の方はこの水換え作業を怠ったり失敗してしまいがちです。
水換え作業を怠ることで上記で述べたとおり、水槽内に毒素が溜まってしまい熱帯魚が弱ったり、病気になり死んでしまいます。
水換えを怠ったとしても、すぐに熱帯魚が死んでしまうことにはならないので、初心者の方は油断しがちです。
水換え作業は一見簡単そうに見えますが、初心者が失敗してしまいがちなポイントが2つあります。
それは「カルキ抜きの入れ忘れ」と「水温の変化」です。
「カルキ抜き入れ忘れ」については塩素が中和されず、熱帯魚にダメージを与えてしまいます。(塩素は人間いとっては無害でも熱帯魚にとっては毒!)
「水温の変化」は新しい水を入れたことによる水温の変化です。
例えば、水温が26℃の水槽に水温が20℃の新しい水を入れてしまうと水温が大きく変化してしまいますよね。
これが熱帯魚への大きなダメージになり弱らせてしまいます。
【対策】曜日を決めて水換えをする&水温を確認する
水換えは週に一回を目安として行い、毎週土曜日に行うなど曜日を決めるといいでしょう。
普段サラリーマンをしている私も毎週土曜日に行うように決めています。
また、水換え時の水温は水温計を使用してなるべく温度差が出ない様にしましょう。(±2℃までなら許容範囲です。)
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毒の混入(殺虫剤・消臭スプレーなど)
熱帯魚やエビが急に全滅してしまったり、いつもと違う動きを見せた場合は水槽内への異物混入の可能性が高いです。
一口に「毒」といってもなかなかピンときませんよね。以下に水槽内に持ち込みやすい毒をまとめましたのでご覧ください。
- 殺虫剤
- 消臭スプレー
- 手についたままの洗剤
- 水草についた農薬
【対策】別の部屋で使用する&薬剤除去剤を使う
部屋の中に飛び散るスプレー缶や霧吹きを使用する際は、別の部屋で締め切って使用することで水槽に悪影響を与えません。
それが難しい場合は、水槽のある部屋を換気しつつ布などをかぶせるようにしましょう。
水草についた農薬については「水草その前に」を使用するか、別水槽で1週間ほど漂わせておくことで、農薬は取り除けます。
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エサの与えすぎ
熱帯魚購入直後はその嬉しさからエサをたくさん与えてしまいがちで、1日何回も与えてしまう初心者さんも多いです。
しかしながら、エサの与えすぎは食べ残しや糞の量を増加させる要因となり、水質悪化を引き起こし熱帯魚を弱らせたり病気にさせたりします。
特に購入直後(3日以内)の熱帯魚は新しい環境に慣れていないため、エサを食べず食べ残しが発生したり、消化不良を起こしやすいので、エサを与えるのは控えましょう。
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【対策】エサは1日1回1分で食べきれる量を与える
熱帯魚を長生きさせたいのであれば、エサは1日1回1分で食べきれる量を与えるようにしましょう。
一見少なく見えますが、市販されているエサ(人工飼料)は栄養満点なので、1日1回のエサやりでも十分必要な栄養は摂取できます。
適正なエサの量は、水質悪化の抑制や肥満の防止につながり、熱帯魚が長生きできるようになります。
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【関連記事】
・水槽のコケ掃除してくれる生き物15種とその特徴
購入時の熱帯魚の状態が悪い
熱帯魚が死んでしまう一番要因ナンバーワンは「購入時の状態が悪い」です(私の経験上)。
元気な状態の熱帯魚であれば体力があるので、自宅の水槽にお迎えする際のちょっとした水質や環境の変化に耐えることができます。
しかしながら、熱帯魚の状態が悪いとこれらの変化に耐えられず、非常に死んでしまう可能性が高くなってしまうのです。
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【対策】購入前に熱帯魚の状態をチェックする&良い熱帯魚ショップで購入する
熱帯魚の購入に失敗しないためにも、購入前に熱帯魚の状態を確認しましょう。具体的には以下の3つのポイントを確認してください。
- 熱帯魚が元気に泳いでいるか
- 熱帯魚が痩せていないか
- 熱帯魚が病気になっていないか
最低でもこの3つのポイントを抑えることができれば、購入直後の失敗は防げます。
もし「初心者だからそんなことチェックできない!」という方がいれば、熱帯魚通販のチャーム(charm)やネオスで購入すればハズレはありません。
過去に「熱帯魚を購入してはいけないショップの見分け方」を紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
水槽のいじりすぎ
水槽の中にちょっとしたゴミや魚のフンがあると気になってしまい、すぐに取り除いたりしていませんか?
また、エサをあげるときにピンセットで熱帯魚の近くに置いたり、つついたりしていませんか?
これらを行ってしまうと熱帯魚にとって非常にストレスになり、病気や弱ってしまう原因となってしまいます。
【対策】水槽は不必要にいじらない
水槽の中にフンや食べ残しが落ちていると気になるのは非常にわかります。
しかしながら、フンや食べ残しは見えない範囲で必ず発生しているものであり、一つや二つ取り除いたところで変化は見られません。
逆に熱帯魚へのストレスがかかるというデメリットの方が強いので、水槽は不用意にいじらないことを心がけましょう。
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【まとめ】熱帯魚を購入してから三ヶ月は気を抜かない!
初心者が熱帯魚を死なせてしまう要因を6個解説させていただきましたが、特に注意しなければいけないのが「水槽へ入れる際の水質・水温の変化」と「購入時の熱帯魚の状態が悪い」です。
この二つは初心者が最も熱帯魚を死なせてしまう要因であり、該当してしまうと購入してから三ヶ月の間に死んでしまう可能性が高いので、必ず熱帯魚の購入前に確認&注意をしてください。
そのため、元気な熱帯魚を購入した場合でも三ヶ月は気を抜かない様にしてください。
三ヶ月を過ぎたら上記で紹介した、残りの4個の要因に気をつけて飼育をしてあげてください。
今回はいじょう!