こんにちは元熱帯魚ショツプ店員のたまおです。
今回は初心者さんに小型水槽がおすすめな理由についてお話ししていきます。
- 小型水槽のメリットデメリット
- 小型水槽がおすすめな5つの理由
- おすすすめな小型水槽の大きさ
- ランニングコスト
記事内に楽天・Amazonなどの商品プロモーションを含む場合があります。
【はじめに】水槽は思ったよりも大きい
皆さん、熱帯魚の飼育について調べていると「初心者は60cm水槽から始めるべき!」という情報を見かけることが多いと思います。
確かにこれは正しいですが、これは熱帯魚の飼育に慣れたベテランの意見です。
熱帯魚ショップで働いていた経験のある私からすると、これから初めて熱帯魚飼育をする人には小型水槽がおすすめです。
それは以下の5つの理由があるからです。
- メンテナンスが簡単(管理が楽)
- 初期費用が安い
- ランニングコストが安い
- 設置場所が自由
- 熱帯魚をじっくり観察できる
特に、熱帯魚飼育を長く続けていくというポイントを重視すると「メンテナンスが簡単」であることは初心者の方が最優先で考えるべき項目になります。
そのため、メンテナンス性が高い小型水槽は初心者におすすめなのです。
この後の章で詳しく解説していきます。
迷ったら30cmキューブ水槽がおすすめ!
小型水槽がおすすめと申し上げましたが、具体的な水槽サイズは以下の2つです。
特に右側の「30cmキューブ水槽」は水量や大きさもちょうど良く、水槽用品も充実しているため初心者の方には特におすすめです。
小型水槽をおすすめする5つの理由(メリット)
- メンテナンスが簡単(管理が楽)
- 初期費用が安い
- ランニングコストが安い
- 設置場所が自由
- 熱帯魚をじっくり観察できる
では一つ一つ見ていきましょう。
メンテナンスが簡単(管理が楽)
小型水槽は水量が少ないため水換えが一回で済んだり、ガラス面を掃除する範囲が少なくて済むなどメンテナンスが楽であることが最大の特徴です。
熱帯魚を長く飼育していく上でメンテナンスは欠かせません。
このメンテナンスを長く続けられるかが、熱帯魚飼育が成功するか否かの分かれ目になりますので、非常に重要なのです。
60cm水槽以上の大きさになると気軽にメンテナンスができなくて、管理を怠るようになり水質悪化を招く場合もある!
初期費用が安い
小型水槽では水槽立ち上げ時の初期費用が安く済みます。
※水槽立ち上げとは、熱帯魚を水槽に入れるまでの事前作業のこと
例えば水草であれば理想のレイアウトにするのに少量を用意するだけで済みますし、フィルターなどの機材も小型なもので済むので費用を安く抑えることができます。
その他にも流木や砂利、水槽本体価格なども少量・小型で済ますことができます。
大きな水槽になるほど水草を揃えるだけでも大きな費用がかかる・・・
ランニングコストが安い
大型水槽では、一回の水換えで数十ℓの水を捨ててしまうこともあり、水道代が高くなります。
その他にも水槽が大きくなるほど熱帯魚の飼育数が増え、熱帯魚のエサ代が増加します。
また、ヒーターやライト、フィルターなどの消費電力も増えるので、電気代のランニングコストも高くなってしまいます。
小型水槽であれば、これらのランニングコストを抑えることができます。
水槽サイズ別の水道代&光熱費を
以下の画像にまとめましたのでご覧ください。
1年間でみるとかなりの差がある・・・!
設置場所が自由
水槽の設置場所は水槽台・コンセント・日当たり・重量などなど、考える要素が多いです。
水槽が大きくなるほどこれらの要素に縛られ、自由に設置できなくなります。
しかし小型水槽であれば自由に設置でき、設置場所に必要な箇所も大きくならないので邪魔にもなりません。
他にも設置後に移動させたいと思った場合に、大型水槽(60cm水槽以上)であれば一旦水や砂利などを水槽から取り出さなければ重すぎて移動させることができません。
しかし、小型水槽であれば水を入れたままでも持ち運ぶことすら可能です。
大きな水槽(60cm以上)を置くときはちゃんと下調べをしよう!。
熱帯魚をじっくり観察できる
小型水槽は熱帯魚との距離が近く、観察をしやすいですが、大型水槽では水槽が大きいため、魚が奥にいると観察しづらいです。
特に多数の熱帯魚を一緒に飼育してるほど、観察しづらいです。
魚を1匹1匹しっかり見る楽しさもある!
【知っておこう】小型水槽の3つのデメリット
水質が変化しやすい
よく言われるデメリットが水量が少ない事による水質の悪化の早さです。
ただしこれは適切な数の熱帯魚の飼育、適度な水換えなどを行うことで防ぐことができます。
飼育できる熱帯魚の数が限られる
水槽サイズが小さいので、熱帯魚を多く飼育することができません。
しかし、性格が荒い熱帯魚を単独飼育する場合には役立ちます。
器具が目立つ
水槽が小さいため、ヒーターやフィルターなどが工夫をしないと目立ってしまい、見た目を損ねます。
ただし、器具の不調をすぐに発見できるので一概にデメリットとは言えません。
【迷った時は】おすすめは30cmキューブ水槽!
ここまで小型水槽をおすすめしてきましたが、特ににおすすめできるサイズは「30cmキューブ水槽」です。
しっかりとしたレイアウトができる最低限のサイズがあることや、飼育できる熱帯魚も多いため、とりあえず熱帯魚飼育を始めたい方におすすめです。
もっと小さい水槽がいいのであれば、30cm水槽をおすすめします。(サイズ:幅30cm×奥行き20cm×高さ25cm)
30cmキューブ水槽はすべてがちょうど良い!
【まとめ】迷ったら飼いたい熱帯魚から水槽の大きさ決めよう
とりあえず熱帯魚の飼育を始めたい方や、小型の熱帯魚を飼育したい方は今回紹介したように、小型水槽から飼育を始めてみることをおすすめします。
大型水槽に手を出してみたい初心者の方は、大型水槽からいきなり始めるよりも管理のしやすい小型水槽から始め、熱帯魚飼育の経験を積んでから大型水槽に手を出してみることをおすすめします。
しかし、初心者さんの中には「この熱帯魚が飼いたい!」と既に決め、その熱帯魚が大型水槽でしか飼育できない場合もあると思います。
そんな方は飼いたい熱帯魚に合わせた水槽を購入することを強くお勧めします。
なぜなら、そのほうが長く熱帯魚飼育を続けられるからです。
飼いたい熱帯魚ならモチベーションを高く保てるから長く飼育し続けられる!
【買うならコレ】コスパの良いおすすめの水槽セット
30cm水槽・30cmキューブ水槽はどのメーカーからも発売されており、どれを買えばいいのか分からない人が多いです。
そんな人向けにおすすめの水槽セットを下記にまとめましたので、是非ご確認ください!