こんにちはたまおです。
今回は水槽のコケ対策でおすすめな生体をご紹介していきます。
- コケの種類
- コケが発生する要因
- おすすめのコケ取り生体
- 迷った時に導入すべきコケ取り生体
記事内に楽天・Amazonなどの商品プロモーションを含む場合があります。
【はじめに】コケの種類とその発生要因
熱帯魚飼育をしていると、必ず悩まされるものがあります。
それは「コケ」です。
コケは水槽の見た目を非常に悪くしてしまう他、水草の成長を妨げたり、臭いを発したりとデメリットがあるのです。
そんなコケには沢山の人々が悩まされ、解決方法が編み出されてきました。
その解決方法の一つが「コケを食べてくれる生き物の導入」で、具体的にはヤマトヌマエビや石巻貝、プレコなどが候補に挙がります。
コケには糸状・のり状・スポット状などの種類があり、それぞれ掃除してくれる生体が異なってきます。
それらも踏まえ詳しく解説していきますので、是非最後までご覧ください!
水槽に発生する主なコケの種類と発生要因
- スポット状コケ ⇨ 水換え不足・照明時間が不定期
- 黒髭ゴケ ⇨ 栄養過多
- 茶ゴケ ⇨ 水槽立ち上げ初期・ろ過不足
- アオミドロ ⇨ 栄養過多・照明時間が長い
- 糸状コケ ⇨ 栄養過多・照明時間が長い
おすすめのコケ取り生体15選【熱帯魚・エビ・貝】
- チャイナバタフライ
- オトシンクルス・ネグロ
- サイアミーズフライングフォックス
- プレコ
- アルジイーター
- ピノキオシュリンプ
- ヤマトヌマエビ
- ミナミヌマエビ
- トゲナシヌマエビ
- 石巻貝
- シマカノコガイ
- フネアマ貝
- ヒメタニシ
- ラムズホーン(スネール)
- マシジミ
それでは詳しく解説していきます。
熱帯魚5種
チャイナバタフライ
食べるコケの種類
- スポット状コケ
- 茶ゴケ
チャイナバタフライは中国原産のコイ仲間で、写真のように流木・岩・ガラス面に張り付いてその場に付着しているコケを食べてくれます。
そのエイのような可愛らしく特徴的な見た目から、他のコケ取り生体とは異なり、水槽の主役としても楽しませてくれます。
コケ取り能力が高いので60cm水槽までなら1匹いれば十分に水槽をキレイにしてくれます。
コケを食べ尽くしてしまった場合はアカムシやプレコ用のタブレッド型の餌を与える良いでしょう。
十分な酸素量が必要と他サイトで記述が目立ちますが、他の熱帯魚と同様のエアレーション(酸素量)で問題ありません。
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オトシンクルス・ネグロ
食べるコケの種類
- スポット状コケ
- 茶ゴケ
オトシンクルス・ネグロはコケ取り生体と言えばこの魚!というほどメジャーな熱帯魚で、写真のように流木・岩・ガラス面に張り付いてその場に付着しているコケを食べてくれます。
小柄な体格ですがコケ取り能力は高く、特に茶ゴケに関しては一晩で食べ尽くしてしまうほどです。
「オトシンクルス」よりも「オトシンクルス・ネグロ」の方が買いやすいので初心者には特におすすめ!
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サイアミーズ フライングフォックス
食べるコケの種類
- 茶ゴケ
- アオミドロ
- 糸状苔
- 黒髭ゴケ(あんまり食べない)
サイアミーズ フライングフォックスはオトシンクルスと並ぶほどコケ取り生体としてはメジャーな熱帯魚で、そのコケ取り能力はオトシンクルスよりも優れています。
水槽内を活発に動き回り、常にエサ(コケ)を探し回るので水槽内を賑やかにしてくれますが、成長すると10cm程度の大きさとなるため、小型水槽よりも60cm以上の水槽での飼育がおすすめです。
我が家ではオトシンクルスは小型水槽、サイアミーズフライングフォックスは大型水槽と使い分けています。
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プレコ
食べるコケの種類
- スポット状コケ
- 茶ゴケ
プレコはコケ取り能力が非常に高い熱帯魚で、小型種から大型種まで非常に種類が豊富です。
そのため非常に美しい模様を持つ個体や、地味な模様の個体をコレクションのように収集して楽しむ方も多いです。
大型になる種が多いことから、肉食魚の水槽でも混泳させることができるため、肉食魚水槽で飼育されることも多いです。
小型水槽ではプレコが食べるコケが不足しがちなので、小型水槽(30cm水槽以下)では飼育は避けた方が無難です。
アルジイーター
食べるコケの種類
- スポット状コケ
- 茶ゴケ
- アオミドロ
- 糸状苔
「ひょっとこ」のような伸びた口が可愛らしい熱帯魚で、古くからコケ取り生体として親しまれてきました。
しかし、大きくなるとコケを食べなくなることや、気性が荒いことから近年では人気のない品種となってきています。
「ゴールデンアルジイーター」という品種改良された鮮やかな品種もいますが、同様に扱いづらいです。
体長が10cmを超えるので、60cm以上の水槽で飼育しましょう!
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個人的なおすすめ度
オトシンクルス > プレコ = チャイナバタフライ > サイアミーズフライングフォックス > アルジイーター
シュリンプ(エビ)4種
ピノキオシュリンプ
食べるコケの種類
- 茶ゴケ(ガラス面除く)
- アオミドロ
- 糸状苔
ピノキオシュリンプは名前の通り長い鼻のような角を持つエビで、体長は最大3.5cmほどとなります。
コケ取り能力はミナミヌマエビ以上ヤマトヌマエビ未満と高く、飼育も導入時にさえ注意を払えば飼育が容易な品種になります。
採取地域により模様や色合いが異なることや、横から見ると「S字」のような珍しい体のカタチもしており、見ていて飽きさせないエビでもあります。
水槽内で繁殖はしないので、エビを増やしたくない方におすすめできます!
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ヤマトヌマエビ
食べるコケの種類
- 茶ゴケ(ガラス面除く)
- アオミドロ
- 糸状苔
ヤマトヌマエビはエビの中でメジャーなコケ取り生体で、体長は最大5cmほどとなります。
1匹1匹それぞれのコケ取り能力が非常に高く、一晩で水槽をピカピカにしてしまうほどで「水槽の掃除屋さん」として非常に人気があります。
他のエビと比べると体が大きく、食べられてしまう心配もないのでエビの中では混泳が容易な種類になります。
世界最小のフグであるアベニーパファーとも我が家では問題なく混泳できています。(他の小さいエビでは食べられてしまいます。)
たまお
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ミナミヌマエビ
食べるコケの種類
- 茶ゴケ(ガラス面除く)
- アオミドロ
- 糸状苔
ミナミヌマエビはエビの中でメジャーなコケ取り生体で、体長は最大3.5cmほどとなります。
1匹1匹のコケ取り能力はヤマトヌマエビには劣りますが、繁殖力の高さによる数の力により、総合的にはヤマトヌマエビと同等のコケ取り能力があります。
繁殖が容易で楽しませてくれますが、増えすぎてしまうことによる水質悪化や見た目の悪さがメリットでもありデメリットでもあります。
熱帯魚との混泳は容易ですが、生まれたばかりの子供は食べられてしまうので、混泳する際は隠れ家を用意してあげましょう。
たまお
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トゲナシヌマエビ
食べるコケの種類
- 茶ゴケ(ガラス面除く)
- アオミドロ
- 糸状苔
トゲナシヌマエビは体長が最大3.5cmほどとなるエビで、他のエビと比べると顔が尖っていないことが特徴的です(これがトゲナシの由来)。
ミナミヌマエビと大きさや見た目も似ていますが、決定的な違いが繁殖が難しく増えないという点です。
そのため、「目立たない小型のエビが欲しいけど、水質悪化するから増えて欲しくない!」という方におすすめできるエビになります。
熱帯魚との混泳は容易ですが、体が小さいので気性の荒い熱帯魚と混泳する際は隠れ家を用意してあげましょう。
たまお
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個人的なおすすめ度
ヤマトヌマエビ>ピノキオシュリンプ≧トゲナシヌマエビ≧ミナミヌマエビ
貝6種
石巻貝
食べるコケの種類
- 茶ゴケ
- スポット状コケ
石巻貝は古くから親しまれているコケ取り生体で、カタツムリのように岩やガラスに貼りつき、這いずり回ってコケを食べてくれます。
コケ取り能力が高いことや安価であること、熱帯魚との混泳も容易なことから非常に人気のある貝になります。
ガラス面に張り付いている時は、口が動いてコケを食べている姿を見ることができて面白いです。ぜひ観察してみてください。
たまお
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シマカノコガイ
食べるコケの種類
- 茶ゴケ
- スポット状コケ
シマカノコガイは石巻貝と同じような形の貝殻を持ち、カタツムリのように岩やガラスに貼りつき、這いずり回ってコケを食べてくれます。
石巻貝と同等のコケ取り能力ですが、石巻貝と異なりその見た目の美しさから水槽の良いアクセントになります。
1匹300円〜と金額が高いことだけがデメリットです。
たまお
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フネアマ貝
食べるコケの種類
- 茶ゴケ
- スポット状コケ
フネアマ貝は扇型の貝殻を持ち、カタツムリのように岩やガラスに貼りつき、這いずり回ってコケを食べてくれます。
石巻貝よりも移動速度が早いためコケ取り能力は高いですが、水質の変化に弱いので導入時の水合わせを慎重に行うようにしましょう。
たまお
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ヒメタニシ
食べるコケの種類
- 茶ゴケ
- スポット状コケ
- コケの予防
日本の田んぼや用水路に生息する貝で、見たことがある人も多いのではないでしょうか。
他の貝と同様に岩やガラスに貼りつき、這いずり回ってコケを食べてくれますが、大きな違いが1点ありそれが水質浄化能力があるということです。
以下に検証画像がありますのでご覧ください。
(画像出典:「アサヒのおてこTV」さん 動画はこちら ⇨ アサヒのおてこTV)
ご覧のようにヒメタニシは水槽の水までもキレイにしてくれるので、「コケ取りも水質改善もして欲しい!」という方にはおすすめの生体になります。
また、水中の栄養を吸収してくれるのでコケ発生の予防にもなります。
たまお
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ラムズホーン(スネール)
食べるコケの種類
- 茶ゴケ
カタツムリのようなで可愛らしい見た目の貝で、岩やガラスに貼りつき這いずり回ってコケを食べてくれます
最近ではカラーバリエーションが豊富になり様々な色が販売されています。
特に赤色の品種である「レッドラムズホーン」は水草との相性が良く、昔から人気です。
非常に繁殖力が高いため「数の力」でコケを取りますが、水槽中ラムズホーンだらけになり見た目を悪くしてしまうというデメリットがあります。
たまお
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マシジミ
食べるコケの種類
- コケの予防
名前の通りあのシジミの仲間で、純淡水で生息している品種になります。
すでに発生しているコケを取る能力はありませんが、水中の栄養を吸収してくれるのでコケ発生の予防に使用するのが良いでしょう。
水質浄化能力があるので、水が緑色になってしまう「グリーンウォーター」発生時に使用すると以下のように水を透明にしてくれます。
【楽天で購入】⇨ マシジミ Sサイズ(10匹)+(2匹おまけつき)
【まとめ】迷ったらヤマトヌマエビ&ヒメタニシの導入がおすすめ!
ここまで魚類・エビ類・貝類の計15種を紹介してきましたが、たくさん種類がありすぎて迷ってしまいますよね。
そんな方にはヤマトヌマエビ&ヒメタニシの導入がおすすめで、3:1の割合の数を入れることをおすすめします。
30cm水槽であればヤマトヌマエビ3匹・ヒメタニシ1匹、60cm水槽であればヤマトヌマエビ6匹・ヒメタニシ2匹で導入してみましょう。
そのことを認識しコケ取り生体を導入することを忘れないようにしましょう。
たまお
こんかいはいじょう!
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