たまお
今日は水槽に底砂(砂利)を敷くメリットとデメリットを紹介します。
- 底砂の特徴
- 底砂を敷くメリット&デメリット
- おすすめの底砂と種類
もくじ
はじめに
熱帯魚等の観賞魚を飼育する際に、水槽に底砂(砂利)を敷くか迷ったことはありませんか?
底砂は熱帯魚を飼育する上で必要ないと思ってしまう初心者の方も多いですが、様々なメリットがあるため底砂は敷いた方がいいです。
この記事では底砂のもたらすメリットやデメリットについて、分かりやすく解説していきますのでぜひ最後までご覧ください。
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【まずは結論!】底砂を敷くメリット・デメリット
・水草を育成できる
・水を浄化させる
・糞やゴミが目立たない
・熱帯魚を色揚げする
・熱帯魚を落ち着かせる
・白色だと糞が目立つ
・雑菌が繁殖し、病気の原因となる
・掃除が大変
・水質を変化させる
底砂を敷くメリットとその理由

- 水草を育成できる
- 水質を浄化させる
- 糞やゴミが目立たない
- 熱帯魚を色揚げする
- 熱帯魚を落ち着かせる
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水草を育成できる

底砂を敷く最大のメリットの一つが、水草の育成ができるということです。
水草は私たちがよく見かける木や草と同じく根を張り成長するため、根を張るための底砂がないと水草は成長することができません。
そのため水草を育成するためのは底砂が必要となります。
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水をキレイにする

底砂には水をキレイにする効果があります。
キレイにするといっても水道水のようにピカピカで透明な水にするのではなく、「魚にとって」住みやすいキレイな水を作ります。
そのため、底砂を敷くことで熱帯魚を元気に長く飼育することができます。
糞やゴミが目立たない(底砂の種類による)

熱帯魚を飼育していると糞や食べ残しなどのゴミが発生し、見た目を損ねる要因となります。
しかしながら、底砂を敷くことでその隙間に糞やゴミが入り込み、目立たなくさせてくれます。
特に底砂の粒の大きさが大きいほど、目立たなくなります。
特に、たくさん糞をする魚を飼育する際は底砂を敷くことをおすすめします。
熱帯魚の発色を向上させる

底砂を敷くと熱帯魚の発色が向上します。
上記の写真を見ていただくとわかる通り、底砂を敷いている金魚の方が体色が濃く、底砂を敷いていない金魚は体色が薄いです。
このように底砂の有無により金魚の発色に大きな変化があることが分かります。
金魚だけでなく熱帯魚にも同様の傾向が見られるので、底砂を敷いた方がより美しい熱帯魚を見ることができます。
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熱帯魚の本来の姿を確認できる

底砂を敷くことで、底砂に潜る姿や餌を底砂から掘り出す姿など、本来の姿を確認することができます。
特に低層を泳ぐ熱帯魚(コリドラス・ドジョウ・一部のフグなど)はこれらの姿を見ることができるので、底砂を敷くことを強くおすすめします。
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熱帯魚が潜る姿を動画で確認!
底砂を敷くデメリットとその理由
- 白色だと糞が目立つ
- 雑菌が繁殖し、病気の原因となる
- 掃除が大変
- 水質を変化させる
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白色の底砂だと汚れが目立つ

上記でも触れましたが、白い底砂を使用していると糞が目立ち、見た目が悪くなりやすいです。
その他にも底砂自体に苔が付着しやすく、茶色や緑色が目立ち見た目が非常に悪くなります。
雑菌が繁殖し、病気の原因となる

底砂には上記で説明したように、水をキレイにするバクテリアが存在しますが、同時に病原を引き起こす菌も繁殖します。
水をキレイにするバクテリアもいれば、悪影響を与えるバクテリアもいるということなのです。
ただし無闇に底砂を巻き上げたりしなければ、そこまで気にしなくても問題ありません。
掃除やレイアウト変更が大変

底砂を敷くと、掃除の時に砂の中まで掃除をしなければいけないので手間が増えます。
また、水槽のレイアウト変更(模様替え)をする時に底砂を一旦取り除かなければいけない場合があります。砂利は重たいので、これらの作業は大変です。
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水質を変化させる

底砂には水質を変化させてしまうものもあります。
例えば、土を焼き固めて作られる「ソイル」は水質を弱酸性に変化させますし、サンゴが原材料の「サンゴ砂」は水質をアルカリ性に変化させます。
熱帯魚ごとに飼育に好ましい水質があり、水質が合わないと熱帯魚の飼育がうまくいかない可能性が出てきますので、十分に注意しましょう。
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【まとめ】底砂は熱帯魚を長生きさせる!

熱帯魚の飼育には何よりも「水質の安定化」が重要で、これがなかなか難しく初心者さんを困らせてしまいます。
しかし、底砂を敷くことで水質の安定化ができ、熱帯魚を長生きさせることができます。
また、熱帯魚のストレスを軽減させる役割もあると言われており、これも熱帯魚を長生きさせる要因となります。
これらのことから熱帯魚飼育を始めたい初心者さんには、熱帯魚飼育に失敗しないためにも、水槽に底砂を敷くことを強くおすすめします。
こんかいはいじょう!