【珍種＆定番種20選】小型水槽でも飼いやすい初心者におすすめの熱帯魚

たまお

こんにちは、元熱帯魚ショップ店員のたまおです。
今回は小型水槽で飼育可能な初心者におすすめな熱帯魚を紹介します。

【はじめに】熱帯魚選びは種類が多すぎて迷いやすい！

これから熱帯魚を飼い始めてみたいと考えていても、実際にどんな種類の熱帯魚が飼育し易いのか、水槽のサイズはどれくらい必要なのか初心者にはわからないことだらけです。


そんな初心者向けに、この記事では小型水槽でも飼いやすいおすすめの熱帯魚を定番種と珍種を交えて、それぞれ紹介していきます。

たまお

それでは詳しく解説していきます！

【まずは珍種から】おすすめの熱帯魚5選！

たまお

まずはこれらの熱帯魚について紹介していきます！

淡水カレイ

「カレイ」といえば海に棲んでいるお魚と思っていませんか？

この「淡水カレイ」は名前の通り淡水に生息しているカレイで、ひらべったたいその見た目は他の熱帯魚とは一線を画すほど特徴的で、見ていて飽きません。

体長は飼育下では最大8cm〜10cmまで成長します。
水槽のお掃除屋さんとして導入してみてはいかがでしょうか？？

もちろん単独飼育するのもおすすめです。

淡水カレイの動いている姿を動画で確認！

ラミレジィ

非常に色鮮やかな熱帯魚で、体高もあるため小型水槽で飼える魚の中では迫力があります。

このラミレジィという熱帯魚は子供が大きくなるまで夫婦で世話をするという特徴を持っており、他の熱帯魚よりも繁殖させる楽しさが段違いです。

繁殖自体の難易度も低く、初心者でも繁殖可能なので、繁殖も楽しみたい初心者におすすめな熱帯魚です。

たまお

色違いの数種類のラミレジィがいますが、飼育方法は変わりません。

ラミレジィの動いている姿を動画で確認！

パンダガラ

パンダガラは名前の通りパンダに似た模様が特徴的な熱帯魚で、模様が綺麗なだけでなく、水槽内の苔や食べ残しを食べてくれるので、水槽のお掃除やさんとしても導入できます。

水槽の低層を泳ぐので、低層が寂しい場合に飼育してみても良いかもしれません。

また、3cm程度の小さな個体が販売されていることが多く、小さい個体は水槽導入時に調子を崩してしまうことがあるので、慎重に水合わせを行いましょう。

パンダガラの動いている姿を動画で確認！

南米淡水フグ

フグは海にしか生息していないと思っていませんか？
この「南米淡水フグ」はアマゾン川に生息しており、名前の通り淡水で飼育できるフグになります。

「人間に馴れる」という特徴を持っており、水槽をつつくと近寄ってきたり餌をねだってきたりします。

そのため、犬や猫のようなペット感覚を強く持つことができる熱帯魚となります。

南米淡水フグの動いている姿を動画で確認！

ペンシルフィッシュ(ナノストムス・エクエス)

ペンシルフィッシュは名前の通りペンのように細長い形をしているのが特徴的な熱帯魚です。

地味な色合いをしていますが、群れて泳ぐ傾向がありその姿は見応えがあり、特にそれぞれのヒレをパタパタと小刻みに振るわせて泳ぐ姿が特徴的で、見ていて非常に可愛らしいです。

数種類いるペンシルフィッシュの中でも「ナノストムス・エクエス」は泳ぎ方が可愛らしく、安価なのでおすすめです。

ペンシルフィッシュの動いている姿を動画で確認！

【定番種】おすすめの熱帯魚15選

ネオンテトラ

ネオンテトラは赤と青の模様が大変美しく、水草との相性も抜群な熱帯魚で、熱帯魚といえばこのネオンテトラを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

どの熱帯魚ショップでも取り扱いがあることや、その飼いやすさ、値段の安さから熱帯魚の入門種として非常におすすめです。

繁殖はできなくもないですが、難しいため飼育に慣れてきたらチャレンジするといいでしょう。
繁殖のやり方はこちら ⇨ ネオンテトラの繁殖｜株式会社スドー

たまお

初心者向けの熱帯魚ではありますが、熱帯魚の魅力を十分に教えてくれます。

ネオンテトラの動いている姿を動画で確認！

カージナルテトラ

カージナルテトラは上記ネオンテトラと非常に似ておりますが、一回り大きく、赤と青色の面積が体全体に広がっているのが特徴的です。

ネオンテトラよりも一回り大きいため、体力があり飼育が容易であることや、色合いが一際美しいので見応えのある熱帯魚です。

たまお

私個人として、是非一番最初に飼育して欲しい魚です！

カージナルテトラの動いている姿を動画で確認！

ベタ

ベタは大きなヒレと色鮮やかさを持つ非常に美しい熱帯魚で、品種改良が進んでいることから同じ種類でも様々な色合いや形をしているのが特徴的です。

人にも馴れる性質があり、ペット感覚を強く持てる魚でもあります。

ベタのオスは攻撃的な性格をしているので、ベタのオス同士の混泳はできません。

また、性格が荒いので他の種類の熱帯魚との混泳には注意が必要です。（エンゼルフィッシュやグラミーなど、ベタと似たような体型の熱帯魚は特に注意！）

ベタの動いている姿を動画で確認！

小型グラミー

グラミーは体高のある熱帯魚で、種類によって色や大きさが様々でコレクション性の高い熱帯魚です。

グラミーの最大の特徴は、二本の細長い触覚のようなヒレがあることで、これがピコピコ動くのが可愛らしいです。

体高もあるので、小型水槽で飼育すると見応えがあります。
小型水槽では10cm以下までしか成長しない小型のグラミーが飼育可能です。

小型グラミーの動いている姿を動画で確認！

ネオンドワーフレインボー

ネオンドワーフレインボーは銀色に輝く姿が美しく、清涼感のある熱帯魚で、平たく体高があり活発に泳ぎ回るのが特徴的です。

活発に泳ぎ回るため、横に長い水槽で飼育してあげた方が好ましく、可能であれば60cmスリム水槽以上で飼育してあげると泳ぎ回る姿を楽しめます。

群泳もしやすいので、5匹以上で飼育してあげると見応えがあります。

たまお

オスとメスでは色に違いがあり、オスの方が鮮やかな色になります。

ネオンドワーフレインボーの動いている姿を動画で確認！

ラスボラ（写真はラスボラ・ヘテロモルファ）

ラスボラは小型のコイ科の熱帯魚です。
ラスボラには多数の種類がおり、様々な色や模様を持つので、好みの色合いの種類を探す楽しさがあります。

ラスボラはコイ科ということもあり、丈夫で飼育しやすいので、初心者におすすめの熱帯魚です。

どの種類のラスボラも透明感がありつつ色鮮やかなので、水草にもよく合います。

ラスボラの動いている姿を動画で確認！

アカヒレ

アカヒレは名前の通り赤いヒレを持つコイ科の魚で、熱帯魚ではなく温帯魚に分類されるため、ヒーターなしでも飼育することができます。

非常に丈夫で安価で繁殖も簡単な魚で、熱帯魚の飼育を失敗したくない人はこの魚を選べば間違い無いです。
それほど丈夫な熱帯魚です。

安価ですが飼い込むことで非常に美しい魚に成長するので侮れません。

アカヒレの動いている姿を動画で確認！

グッピー

グッピーはネオンテトラと同様に非常に有名な熱帯魚で、知らない人はほとんどいないのではないでしょうか。

グッピーは品種改良により様々な美しい模様が作られ、大きな尾ヒレで優雅に泳ぐ姿は「ザ・熱帯魚」と言えます。

繁殖も非常に容易で、初心者でもどんどん増やしていくことが可能です。　

たまお

熱帯魚の中で1.2を争うくらい繁殖は容易です。

グッピーの動いている姿を動画で確認！

ランプアイ

ランプアイは「ランプ＝灯り」・「アイ＝目」の名前の通り目が美しく光る熱帯魚です。

目が光る以外は地味な印象がありますが、青みのかかった体色は見ていて爽やかな印象を与えてくれます。

繁殖も容易で、水草が茂っていると「いつの間にか増えていた」といったこともあり、初心者や繁殖を楽しみたい方にもおすすめな熱帯魚です。

たまお

このランプアイは20匹以上で飼育した方が見応えがあるので、可能であれば45cm水槽以上で飼育することをおすすめします。

ランプアイの動いている姿を動画で確認！

プラティ

プラティは丸みを帯びてふっくらとした形が特徴の熱帯魚で、丈夫で繁殖が非常に容易です。

ミッキーの柄や人工的にハートマークを施された種類もおり、他の熱帯魚とは違った模様で楽しませてくれます。

どの熱帯魚ショップでも取り扱いがあり、ホームセンターでも見かけることができるので入手も容易です。

プラティの動いている姿を動画で確認！

クーリーローチ

クーリーローチは日本の「どじょう」に似ている熱帯魚で、水底を泳ぎ回り水槽内の食べ残しを処理してくれるので、「水槽のお掃除屋さん」として、しばしば導入されます。

水槽の低層を泳ぎ、黄色と黒の縞模様が鮮やかなので、水槽の底面を賑やかにさせてくれます

たまお

臆病な性格で夜行性のため水槽に慣れるまでは顔を出してくれず、観察がしづらいのでじっくり付き合っていきましょう。

クーリーローチの動いている姿を動画で確認！

モーリー（写真はブラックモーリー）

モーリーは先ほど紹介した「プラティ」に似た熱帯魚ですが、水槽に発生する苔や水面の油膜を食べてくれる特徴があります。

繁殖も非常に容易なため、繁殖も楽しみたい方におすすめの熱帯魚です。

たまお

特に全身真っ黒な「ブラックモーリー」は水槽内のいいアクセントになるので、人気が高いです。

モーリーの動いている姿を動画で確認！

トランスルーセントグラスキャット

トランスルーセントグラスキャットの最大の特徴はその透明なカラダです。

中の骨まではっきりと見ることができるのは他の熱帯魚にはない特徴で、非常に見応えのある熱帯魚となっています。

非常に群れやすい性質を持っているので、導入する際は3匹以上導入するのがおすすめです。

トランスルーセントグラスキャットの動いている姿を動画で確認！

デルモゲニー

デルモゲニーは海で見られるサヨリの仲間で、突き出た下顎とその細長い体が特徴です。

稚魚をそのまま産み落とす「卵胎生」という繁殖形態を持ち、水槽に慣れてしまえば初心者でも繁殖が可能です。

若干気性が荒いので複数匹で飼育する場合や、多種との混泳時は水草を多く入れ、隠れ家を増やすようにしましょう。

たまお

水面近くを泳ぐので、飼育する際は沈まないエサを与えるのが好ましいです。

デルモゲニーの動いている姿を動画で確認！

クラウンキリー

クラウンキリーは3cm程度に成長し、光る目・大きく鮮やかなヒレ・美しいストライプ模様といった、熱帯魚の魅力が詰め込めれていることが特徴的です。（ただし、これはオスのみの特徴なので注意）

ゆったり泳ぐことや、体も小さいことから小型水槽でも10匹程度まで飼育することが可能です。　

安価でどの店にも販売しているメジャーな熱帯魚であること、水槽に慣れてしまえば丈夫なことから初心者にもおすすめです。

クラウンキリーの動いている姿を動画で確認！

【まとめ】迷ったらカージナルテトラがおすすめ！

上記で沢山の熱帯魚を紹介してきましたが、お気に入りの熱帯魚は見つかりましたか？

初心者の方であれば、今回紹介した熱帯魚であれば第一印象で決めてしまって問題ないですが、それでもどの熱帯魚を飼育するか迷っている方もいると思います。

そんな方は是非カージナルテトラを飼育してみてください。丈夫で飼いやすく、熱帯魚らしい色鮮やかな姿であなたを魅了してくれます。

今回はいじょう。