こんにちは、元熱帯魚ショップ店員のたまおです。
今回は単独飼育におすすめな熱帯魚をご紹介していきます。
- 単独飼育におすすめの熱帯魚
- 単独飼育の魅力
- 単独飼育のメリット・デメリット
- 泳いでいる姿(動画)
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【はじめに】単独飼育は初心者にもおすすめ!
熱帯魚の飼育を検討している方で「1匹のみをじっくりと飼育したい!」と考えている人はいませんか?
熱帯魚といえば何匹かまとめて飼育したり、複数種類で混泳させ美しい姿を楽しむイメージがあるかと思います。
しかしながら、1匹だけで熱帯魚を飼育することで、懐いてくれたりじっくり観察できたりと色々とメリットがあります。
複数で飼育するよりも飼育難易度が下がるので、初心者さんに単独飼育はおすすめです!
そんなわけで、今回は単独飼育におすすめな熱帯魚を7種を紹介します。
単独飼育は水槽を置くスペースが限られる一人暮らしの方などにもおすすめです!
単独飼育におすすめな熱帯魚7種
・ベタ
・レオパードクテノポマ
・レインボースネークヘッド
・テトラオドンミウルス
・南米淡水フグ
・水泡眼
・エンゼルフィッシュ
それでは見ていきましょう!
ベタ
大きさ | 5〜7cm |
値段 | 400円〜(メスの方が安い) |
水槽サイズ | 15cmキューブ水槽以上 |
飼いやすさ | 非常にやさしい |
ベタはタイ原産の熱帯魚で、長く美しいヒレや鮮やかな体色が特徴的な熱帯魚です。
品種改良が盛んで、色合いやヒレの形などに多くの差異があることから、自分だけのお気に入りのベタを探すことができるコレクション性の高さが魅力的です。
人に懐きやすく、指を近づけると追いかけてきたり、活発に目の前を泳いでくれるので、ペット感覚を強く持てる熱帯魚です。
混泳も可能ですが、美しい見た目と裏腹に気性が荒いので単独飼育に向いている熱帯魚です。
小型で泳ぎ回らない、丈夫で水質の適応範囲も広いので非常に飼いやすく、熱帯魚の入門種として非常におすすめです。
小さい水槽でも飼育可能なので、手の出しやすさも魅力的です。
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飼い主が目に前にいるので、水槽の前面で泳ぎ回っていて可愛らしいですね。
レオパードクテノポマ
大きさ | 〜20cm |
値段 | 980円〜 |
水槽サイズ | 45cm水槽以上 |
飼いやすさ | ふつう |
レオパードクテノポマは「レオパード」の名前の通り豹柄が美しい熱帯魚で、飼育下では18cm程度まで成長します。
肉食性が強く、エサとして小魚(メダカや小赤)を与えることで迫力のある捕食シーンを見ることができます。
5cm程度の幼魚で販売されていることが多く、成長スピードが遅いのでじっくりと飼育をすることができます。
人工飼料も食べてくれるので小魚を与えなくても問題なく飼育できます。過去に働いていた熱帯魚ショップでは「ひかりクレスト ミニキャット」を与えていました。
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レオパードクテノポマの姿を動画で確認!
ゆったりと泳ぐ姿が優雅で見ていて癒されますね。
豹柄の熱帯魚は非常に少ないので、是非飼育してみてください!
レインボースネークヘッド
大きさ | 15cm程度 |
値段 | 2,000円〜 |
水槽サイズ | 45cm水槽以上 |
飼いやすさ | やさしい |
レインボースネークヘッドは名前の通り蛇のような細長い体型をしており、渋い体色と鮮やかな青色のモザイク模様が美しい熱帯魚です。
他の熱帯魚と異なり、ゆったりと優雅に泳ぐので、見ていると心を穏やかにさせてくれます。(私の感想ですが・・・)
肉食性が強くエサに小魚(メダカや小赤)を与えることで迫力のある捕食シーンを見ることができ、普段の優雅な姿とのギャップに驚かされます。
人に懐きやすく、指を近づけると追いかけてきたり、活発に目の前を泳いでくれるので、ペット感覚を強く持てる熱帯魚でもあります。
飼育も容易で人工飼料もすぐに食べてくれるので、肉食魚の入門種としておすすめです。
レインボースネークヘッドの姿を動画で確認!
細長い体を揺らしてゆったり泳ぐ姿が非常に美しいですね。
体色も一見地味ですが、深みのあるオレンジや青色が所々に散らされており、大人の美しさ(?)がありますね!
テトラオドン・ミウルス
大きさ | 12cm程度 |
値段 | 4,000円〜 |
水槽サイズ | 30cmキューブ水槽以上 |
飼いやすさ | やさしい |
テトラオドン・ミウルスは最大12cm程度に成長する淡水フグで、砂の中に潜り獲物を待ち構える習性を持っています。
メダカやエビなどの生き餌を与えることで、砂の中から襲いかかり捕食する様子を観察できるので、非常に面白い熱帯魚です。
気性が荒いので単独飼育が基本となりますが、他の熱帯魚には無い魅力を持っているので、あなたを十分に楽しませてくれます。
色のバリエーションも豊富で赤色や黒色の種類もおり、赤色の方が値段が高いです。
淡水フグの仲間は人間に懐き、人間が近づくと「エサをもらえる!」と考え目の前を泳ぎ回ってくれるので、ペットとしての一面を非常に強く持てます。
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南米淡水フグ
大きさ | 7cm程度 |
値段 | 1,500円〜 |
水槽サイズ | 30cm水槽以上 |
飼いやすさ | やさしい |
南米淡水フグは全長7cm程度の小型のフグで、背中にある5本の黒い縞模様と出っ歯で大きな目が特徴的です。
名前の通り淡水に生息するフグで、比較的安価で入手も容易なため淡水フグの入門種として人気があります。
淡水フグの中では温和な性格なので、大きな水槽であれば他の熱帯魚(ネオンテトラなど)との混泳も可能です。
活発に泳ぎ回ってくれるので、賑やかな熱帯魚を飼育したい人におすすめです。
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南米淡水フグの姿を動画で確認!
活発にヒレを動かし泳ぎ回る姿が可愛らしいですね。
水泡眼(スイホウガン)
大きさ | 15cm程度 |
値段 | 500円〜 |
水槽サイズ | 30cmキューブ水槽以上 |
飼いやすさ | やさしい |
水泡眼(すいほうがん)は金魚の一種で、最大の特徴はなんといっても目の下にある風船のような袋です。
この袋が破れやすいことや、おっとりとした性格のため、他の熱帯魚にエサを取られたりストレスを与えられたりするため、単独飼育することが好ましいです。
泳ぎに合わせて袋がプルンプルンと揺れるので、その姿が見ていて心を癒してくれます。
袋の中にはリンパ液が入っており、岩などで擦れて一度破れると元に戻るのがむずかしいので、水槽内のレイアウトはシンプルにしましょう。
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泳ぎが下手なので、一生懸命体を揺らして泳ぐ姿がなんとも可愛らしいです。
エンゼルフィッシュ
大きさ | 12cm程度 |
値段 | 500円〜(稚魚だと安価) |
水槽サイズ | 30cmキューブ水槽以上 |
飼いやすさ | やさしい |
熱帯魚に詳しくない方でもエンゼルフィッシュという名前は聞いたことがあるのではないでしょうか?
エンゼルフィッシュはそれほどメジャーな熱帯魚で、その独特な見た目から古くから人気のあります。
エンゼルフィッシュは飼育が容易で手ごろな金額で購入でき、丈夫な品種なため初心者にも飼育のしやすい熱帯魚です。
しかし、気性が荒いため小さい熱帯魚と混泳する際には、隠れ家として流木や水草を入れるなどの注意が必要です。(5cm以下の熱帯魚は特に注意)
人に懐きやすく、指を近づけると追いかけてきたり、活発に目の前を泳いでくれるので、ペット感覚を強く持てる熱帯魚です。
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水泡眼の姿を動画で確認!
動画でもわかりますが、エンゼルフィッシュは迫力があり非常に見応えがあります。
色の種類も豊富ですので、お気に入りの体色や模様を探してみてはいかがでしょうか?
単独飼育の4つのメリット
- 日々の変化に気づきやすい
- 愛着が持てる
- キレイに育成できる
- 飼育が簡単になる
4つのメリットについて解説していきます。
日々の変化に気づきやすい
単独飼育をすることで必然的に1匹のみを毎日観察できるので、ちょっとした変化に気づきやすいです。
例えばケガや病気による元気がない状態や、エサの食いつきの良し悪しがわかります。
これらの変化に気づくことで、病気などへの対策に先手を打つことができ、熱帯魚を長生きさせることができます。
愛着が持てる
単独飼育をすることでその熱帯魚への愛着を強く持つことができます。
やはり複数匹飼育するよりも、単独飼育する方が愛着が集中するので、ペット感覚を強く持てるようになります。
これにより、熱帯魚飼育のモチベーションを高く保つことができるので、長期飼育がしやすくなります。
キレイに育成できる
単独飼育することで、他の魚とのケンカが無かったりエサを十分に食べることができるので、熱帯魚が綺麗に育ちます。
複数の熱帯魚を飼育していると力関係はハッキリしてきて、ケンカが発生します。
このケンカによりヒレが破れたりエサが十分に食べれないといった事態が発生し、美しさが損なわれてしまう場合があります。
単独飼育ではそんなトラブルは発生しません!
飼育が難易度が下がる
上記でも述べたように単独飼育することで病気に気づきやすかったり、ケンカなどが発生しないことから飼育が簡単になります。
それ以外にもエサの食べ残しや糞などの量も少なくなるため、水質悪化が緩やかになり、飼育難易度が下がります。
熱帯魚飼育の初心者さんで特に自信のない方は、単独飼育から始めてみることもおすすめです。
単独飼育の3つのデメリット
- 熱帯魚の種類によってはストレスになる
- 人によっては寂しく感じる
- 繁殖ができない
3つのデメリットについて解説していきます。
熱帯魚の種類によってはストレスになる
熱帯魚の中には自然界では群れて生活しているもいます。(ネオンテトラやラスボラなどの小型種が多い)
これらの熱帯魚は単独飼育するとストレスを感じてしまうので、3匹以上で飼育してあげることが好ましいです。
今回紹介した熱帯魚は単独飼育で問題ありません!
人によっては寂しく感じる
単独飼育は1匹だけで飼育するので、色々な種類の熱帯魚を飼いたいと思っている人には向いていません。
また、上記で紹介した「テトラオドン・ミウルス」ようなあまり動かない熱帯魚を飼育する場合は、飼育しているうちに寂しく感じてしまうかもしれません。
そのため賑やかな水槽を目指したい方には単独飼育はおすすめできません。
繁殖ができない
繁殖にはオスとメスが必要になるので、単独飼育では繁殖が望めません。
ただし、繁殖させてしまうと増えすぎて困ったり、水槽を増やさなくてはいけなくなるので、一概にデメリットになるとは言えません。
繁殖にチャレンジしたい方には単独飼育はおすすめできません。
【まとめ】単独飼育は魅力がたくさん!
今回は単独飼育がおすすめな熱帯魚を7種をご紹介しました。
ご紹介した熱帯魚はどれもある程度の大きさがあり、単独飼育していても寂しさを感じさせないほど魅力が詰まっています。
単独飼育では熱帯魚の面白い行動や体色の変化、成長過程などをじっくりと観察することができるので、色々と楽しませてくれます。
そんなわけで、皆さんも今回ご紹介した熱帯魚を飼育してみてはいかがでしょうか?
特に私のような一人暮らしの方におすすめな熱帯魚たちです!
今回は以上!