たまお
今回は初心者向けにベタの飼い方について解説していきます。
- ベタの基礎知識
- ベタ飼育に必要な道具(水槽など)
- ベタを水槽に入れるまでの手順
- ベタと混泳ができる魚
- ベタ飼育に向いている人
記事内に楽天・Amazonなどの商品プロモーションを含む場合があります。
ベタの概要(値段や飼いやすさなど)
大きさ | 5〜7cm |
値段 | 400円〜(メスの方が安い) |
水槽サイズ | 15cmキューブ水槽以上 |
飼いやすさ | 非常に飼いやすい |
繁殖 | ◯ |
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ベタの飼い方(単独飼育の場合)
ベタの飼い方を以下の3ステップに分けて解説していきます。
【Step2】ベタの導入
【Step3】 日々のメンテナンス
ベタを単独飼育する場合での解説となりますのでご注意ください。
混泳させる際は後述する相性を参考にしてください。
初心者向けにベタを飼育するために必要な機材は以下の通りです。
水槽サイズやフィルターの種類など分からない方は以下の機材や道具を用意いただければベタの飼育は始められます。
以下の器材8点を揃えれば約9,000円でベタの飼育がはじめることができます。(リンク先はおすすめの商品)
準備が終わったらすぐにでも水槽にベタを入れたいですよね?
しかしすぐにベタを水槽に入れてはいけません。
立ち上げたばかりの水槽は、水をキレイにする「バクテリア」がまだ発生しておらず、ベタが生活できる環境がまだ整っておりません。
また、砂利やレイアウト用品などの汚れも残っている状態です。
そのため、ベタが生活できる環境が整う1週間後にベタを入れるようにしましょう。
そうすることで水をキレイにするバクテリアが早く住み着き、すぐにベタを導入することができます。
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たまお
まずは熱帯魚ショップや通販で自分の好きな模様を持つベタを探し出し、購入しましょう。
自分の目で確認できる実店舗の方がおすすめですが、種類の豊富さや手軽さで選ぶなら通販もおすすめです。
その次に購入したベタを家の水槽の環境に順応させるための、「水合わせ」という作業を行います。
次の章ではその方法について解説していきます。
そのため「水合わせ」という作業が必要になります。
・ベタを入れておくための容器(半分に切った2ℓペットボトルでもOK)
・小さめのコップ
・ベタを掬う網(100円ショップにもあります。)
ベタを袋ごと15分程度水槽に浮かべます(購入したベタは袋に入っている)。
容器の水量の1/5の量を入れましょう(大まかでOK)。
これを15分間隔で8回ほど繰り返す(容器に水が一杯になったら捨てましょう)。
水槽の水が少なくなっている場合は足してあげましょう。
水合わせ方法はこちらの動画でも紹介されています。
水槽サイズが小さいため上記では別の容器で水合わせしていますが、動画の内容で水合わせしていただいても問題ありません。(水槽サイズが小さいと袋が浮かべにくいため。)
ベタを水槽に入れた後は、日々のメンテナンスが必要になります。(エサやりは除いてます。)
主にやることは以下の3点。
1.水換え
2.コケ掃除
3.底砂(砂利)掃除
水槽の水はフィルターを使用していても、どうしても取り除けない汚れが発生してしまいます。
この汚れは熱帯魚に悪影響を与えてしまうので、水換えをして取り除かなくてはいけません。
水換えと砂利掃除を一緒にしてくれる「プロホース」という商品を使うと簡単に水換えができます。(非常に便利でおすすめ!)
底砂(砂利)にはベタの糞や食べ残し、バクテリアの死骸が徐々に堆積していきます。
これらを放っておくと水質悪化を招き、ベタが死んでしまう要因になりますので、定期的に掃除しましょう。
「プロホース」を使えば水換えと砂利掃除を一緒にしてくれるので、一石二鳥!
プロホースを使った動画
水槽のガラス面や岩には苔が必ず発生します。
コケ自体に害はありませんが見た目が非常に悪くなるので取り除いたほうがいいでしょう。
ベタの飼育は難しい?
ベタの飼育難易度は「非常にやさしい」です。
ベタは厳しい環境で暮らしている熱帯魚で、水質や水温などの適応範囲が広く非常に丈夫です。
そのため水質管理を多少怠った場合でも元気に過ごしてくれるので、初心者向きの熱帯魚と言えるでしょう。
ただし、美しいヒレを維持する場合には定期的に「フレアリング」をさせる必要があるので、美しい姿を長く保ちたい場合は若干難易度が上がります。
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「フレアリング」とはベタがエラや胸ビレなどを広げ威嚇する行為の事です。
オスのベタ同士を隣り合わせたり、鏡を見せたりする事でこのフレアリングを行います。
フレアリングを行う事で、美しさを保ったり健康状態の確認をする事ができます。
2日一回5分程度を目処に行う事といいでしょう。(鏡を見せて行わせるのが一番楽チンです。)
ベタの魅力
ベタは写真のように、非常に鮮やかな模様や特徴的なヒレを持っており非常に美しい熱帯魚で、これほど鮮やかでカラーバリエーションが豊富な熱帯魚は他にはいません。
そんなベタですが、見た目に反して飼育難易度もやさしく「人に懐く」ため、ペットとして国内外問わず非常に人気があります。
また、繁殖も可能である他、熱帯魚の中では珍しく親魚が稚魚の世話をするため飼育する事でその姿も楽しませてくれます。
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そもそもベタってどんな熱帯魚?
ベタはタイ原産の熱帯魚で、野生下では水田や池などの水の流れが緩やかな場所に生息しています。
水田や池は水中に含まれる酸素が少なく、熱帯魚にとっては住みづらい環境ですが、ベタは空気中から直接酸素を取り入れる「ラビリンス器官」を持っており、このような厳しい環境でも生息する事ができています。
このような環境に生息していることから、ベタは酸欠・水質悪化などに強く非常に丈夫であり、非常に飼いやすい熱帯魚です。
ベタの生息地と採取動画
ベタには沢山の種類がいる!(10種以上!)
ベタは品種改良が非常に進んだ熱帯魚で、ヒレの形や大きさ・色合いなどの違いから様々な新種が存在しています。
以下のリンク先にあるように10種を超えるベタがおり、これだけにとどまらず原産国である東南アジアはもちろん、欧州や日本でも品種改良が現在においても行われています。
ベタの品種一覧はこちら⇨ 神畑養魚(株)
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ベタはビンやコップで飼えるの?⇨飼えません
ベタはビンやコップでは飼育できません。
ベタは「ビンやコップで飼育可能!」という名目でインターネットやホームセンターで売られていますが、これは誤りです。
ビンやコップだと水量が非常に少なく、すぐにフンや食べ残しで水が汚れてしまいます。
また、水温や水換え時の水質の変化も著しく、ベタに負担をかけてしまいます。
そのため、十分な飼育経験のある一部のベテランであれば可能ですが、基本的にはどんな人でもベタは瓶やコップでは飼育不可能です。
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混泳はできるのか
ベタは性格が荒いため混泳できる熱帯魚が大きく分かれます。
相性の悪い熱帯魚と混泳させてしまうと、ベタに追い回されてボロボロにされてしまいます。
例えばネオンテトラやアカヒレなどの小型で早く泳ぐ熱帯魚は混泳できますが、グラミーやグッピーなどの体やヒレが大きくゆっくりと泳ぐ熱帯魚とは混泳が難しいです。
また、小さいエビもベタに食べられてしまうので、混泳させる場合は隠れ家を多くするなどの工夫が必要になります。(ヤマトヌマエビは混泳できる場合が多い。)
ベタはオス同士でボロボロになるまで争うという本能があるため、ベタのオスを同じ水槽に入れることはできません。
ベタのオスとメスであれば混泳は可能です。
繁殖行動の一環として追いかけ回したり突いたりしますが心配はいりません。(しばらくしても産卵せず、追いかけ回され続ける場合は相性が悪いので隔離しましょう。)
【まとめ】ベタ飼育に向いている人
ここまでベタについて解説して来ましたが、飼育を迷っている方向けに「ベタの飼育に向いている人」を紹介しますので、最後の決め手の一考として参考にしてください。
【ベタ飼育に向いている人】
- 初めて熱帯魚を飼う人
- 懐いてくれる熱帯魚が飼いたい人
- 1匹の熱帯魚をじっくり飼いたい人
- 一人暮らしの人
- 部屋の空きスペースに限りのある人
ベタは今回紹介したように丈夫であまり泳がないため、上記のような特徴のある方におすすめできる熱帯魚です。
是非ベタを飼育していただき、アクアリウムを私たちと楽しんでみませんか?
こんかいはいじょう!