こんにちは、元熱帯魚ショップ店員のたまおです。
今回は外部フィルターの特徴と使い方について紹介します。
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外部フィルターとは?
外部フィルターとは水槽内の水をホースで水槽外へと運び出し、キレイに濾過してから水槽内へ戻すという方式のフィルターです。
小型水槽から大型水槽まで幅広く対応していることや、濾過能力が高いことからかなり人気のフィルターとなっています。
どちらかと言えば45㎝以上の水槽向けの商品が多く、そのサイズの水槽での使用が向いています。
外部フィルターの使い方は?
外部フィルターは他のフィルターと比べると若干準備に手間がかかります。
まずはろ材を外部フィルター内にセットし、その後、給水・排水ホースを水槽内に設置し、外部フィルターと接続します。
最後に電源を入れて水が循環すれば終了です。
作業だけ見るとそこまで手間はかからなさそうですが、ホースを適切な長さで切ったり、水槽のレイアウトを考えホースを設置する等、実際に作業をすると設置まで1時間ほどかかってしまうことも珍しくありません。
外部フィルターの金額は?
外部フィルターは5,000円〜20,000円程度で購入でき、サイズが大きくなるほど金額が高くなります。
他の種類のフィルターと比べると高い金額になりますが、濾過能力はもちろん、静音性や水草育成を重視するのであればコストパフォーマンスは高いと思います。
フィルター自体の寿命も長いので、長期での使用を想定している方には尚更おすすめです。(特にエーハイムやテトラ)
外部フィルターのメリット・デメリット
【メリット】
外部フィルターは他のフィルターよりも多くのろ材が入るため、濾過能力が非常に高いです。更にエアレーションを併用することで、より高い濾過能力が期待できます。
外部フィルターはその機密性と水槽の外に置くという特性から静かな製品が多く、排水も水中へ行うため、水の音もしません。
外部フィルターは濾過時に水が空気に触れないことや、排水時に水面の揺らぎを抑えることができるため、二酸化炭素が逃げにくいという特徴があります。
そのため二酸化炭素を栄養とする水草の育成に適した水槽を作ることができます。
【デメリット】
外部フィルターはメンテナンスの際にホースを取り外したり、固いフタを外したりするなどの手間がかかります。
冒頭でも述べましたが、外部フィルターの金額は5,000円〜15,000円程度と他のフィルターに比べ高額です。
また、ろ材が多く入ることから、ろ材を交換する場合に多くの費用がかかってしまいます。
外部フィルターはサイズが大きかったり、水槽の下に設置する必要があることから設置スペースが限られます。(下に置かない外部フィルターもあります。)
高さが低い水槽台のに設置する場合は、フィルターが収納できないことにもなりうるので注意してください。
外部フィルターはコンセント・給水ホース・排水ホースの3つの管が繋がっているので、それらを上手く隠さないと非常に目障りになります。
特に「エーハイム」の外部フィルターは、ホースの色が目立つことや、ホースに装着するアイテムが多いことからこの傾向が強くなります。
デメリットがちょっと多いですが、それを補うほどの強力なデメリットがあります。
フィルターの掃除頻度と方法
【掃除頻度】
以下に一つでも該当した時は掃除をしましょう!
- 買い替えは5年が目安
(10年以上使用し続けている人もいるので一概には言えない)3ヶ月に1回(スポンジやウールマット) - 6ヶ月に1回(その他ろ材)
- 水流が弱くなった時
- 排水口からゴミが出てくるようになったら
【掃除方法】
フィルターの大きさにもよりますが、重量があることやろ材の量が多いことから、少なくとも30分はメンテナンス時間がかかります。
初心者の方はかなり手間取るかと思うので、動画や説明書を必ず見ましょう。
【買い替え時期】
以下に一つでも該当した時は買い替え or 部品の交換をしましょう。
- 買い替えは5年が目安
(10年以上使用し続けている人もいるので一概には言えない) - モーターから「カラカラ」などの異音がする時
- モーターを掃除しても水流が弱い時
- 水漏れが発生した時
おすすめの外部フィルター
このシリーズのフィルターは、他の外部フィルターに比べると多くのろ材が入るため、特に濾過能力が高いです。
また、ホースが取り付けやすいことや、ホースを自由に動かせることから、外部フィルターの中でもメンテナンス性が高いです。
この外部フィルターはホース側にモーターが付いているため、水槽の横に設置することが可能です。
水槽の下にフィルターを設置できない場合におすすめです。
外部フィルターの中で一番有名で人気があるのがこのエーハイムフィルターです。
外部フィルターの中では壊れにくいと言われています。
ホースが緑色なので見た目が気になるかもしれませんが、黒色のホースもあるので安心してください。
【まとめ】初心者にはおすすめできないフィルター(私の主観)
初心者にとってフィルターのメンテナンスは非常に面倒で、それが嫌で熱帯魚飼育をやめてしまう人もいます。
外部フィルターは特にこの傾向が強いことや、設置も他のフィルターと比べると難しいという特徴から初心者にはおすすめできません。
熱帯魚飼育に慣れてきてから手を出してみましょう!
初心者の頃はメンテナンスに手間取って水浸しになったこともあったので、タオルなどを多めに用意してくださいね。
今回はいじょう!
外部式はたしかに初心者には扱い辛いフィルターだと思いますね。
熱帯魚飼育に選ぶろ過器は
生体中心大型熱帯魚の飼育水槽で有れば最強はオーバーフロー二層式が不動の最強ろ過器でしょう。120センチ以上の大型水槽で有ればろ過が追いつかないと思います。
120×60×60迄ならばオーダーメードの上部式ろ過槽をメインろ過にすれば余程過密飼育しなければこれ一基でも十二分に強力な物理ろ過&生物ろ過が実現出来ると思います。
良く水を汚す環境の飼育水槽にはなぜ外部式が用意られないのか、答えは明白簡単です。頻繁にウール&マットを取り出して水洗いをしないと行けない場合外部式は電源オフ→タップのコックを閉める→タップを緩めて外す→エーハイム本体を取り出して蓋を外すこれが非常に面倒で時間が掛かるし面倒くさい。これが外部式がダメな所です。私はオーバーフロー二層式が使えないから、上部式か外部式しか無い二者選択でどちらを選ぶか考えるまでも無く上部式を選びます。上部式は水を良く汚す環境の飼育水槽に向いてる。水槽内に汚れが無ければ電源切る必要も無く、ろ過槽の蓋を開ければ直ぐろ材を取り出して、水洗いが出来て終われば直ぐ再セットして完了メンテナンスは圧倒的に上部式ろ過槽に軍配が上がる。
生体中心なら上部式ろ過槽
水草中心なら外部式
私は水草はやらないし、生体中心なので外部式は使わないね。メンテナンスエーハイム本体にホースとパイプの掃除がとても面倒で邪魔くさいし水漏れの危険も有るので外部式は候補に上げないですね。